子はただ小さくて弱くて無能な存在ではない。
七田式栗東教室・七田式びわ湖大津教室
代表です。
ご覧いただきありがとうございます。
私たち大人も、遠い昔、
「子ども」時代があったのです。
でも
その頃の気持ちは断片的にしか記憶になくて
親になった今、
小さい人の気持ちよりも、
大人としての自分の気持ちが意識の上では勝っているはずです。
そこに
齟齬(そご)が生まれるんですね。
子どもは、
子どもなりに実にいろいろなことを考えていますし、
親の気付かないことを感じたり、
見つけたりして
一生懸命に
その瞬間瞬間に
さまざまなことを学んでいるのです。
ご飯を食べて、寝て、ぐずって
ただただ動き回っているだけではないのです。
この世で生きていくための「知恵」や「学び」を
小さな体で
存分に受けとめようとしています。
だから、
それに合わせて
心も目まぐるしく動いているのですよ。
「早くしなさい!!置いてくよ!!」
「いつまでやってるの!!行くよ!!」
「なんでいつまでもそんなこと言うの!お母さまはもう、知りませんよ」
命令や脅し文句で、
親の言うことを聞いてくれるのは、
まあ~1歳後半までかな?
2歳をすぎると
子どもの心を動かす言葉かけをして
子どもの心を動かさないと、
自分からは行動に移ってくれません。
それなのに!
そのことを知らずに
無理やり、
いつまでも「命令や脅し」で子育てをしていると
どうなるのでしょう?
母子一体感なんてどこかへ行っちゃって・・
『この子はやりにくいわ~』
『子育てって大変』
『私は子育てに向いてない』
・・・・ということにつながるのです。
親は
たとえすべてを知ることができるはずもないのですけれど
わが子の心を知ろう、
という気持ちでいつも接しないといけませんね。
子どもは、
身体こそ小さくて親の庇護が必要な
か弱き存在かもしれませんが、
魂的にみると
親も子も、同じ立場だということを
決して忘れてはいけないのです。
子どもに対して
「あれしなさい」「これしなさい」と命令ばかり、
「早く」「そっちじゃない、こっち」と指示ばかり。
「○○しないと、もう放っていくよ!」と脅す。
けれどね、
ママもパパも、子育て法を知らないから、やってしまっているだけ。
正しい方法を知らないから、こんなことになっているだけ。
ママもパパも一生懸命
試行錯誤をしながら子育てをされているんです。
だから
こういう考え方をすると楽だよ、とか
こうやって言うといいんだよ、とか
子どもはこういうことを考えているんだよ、とか
こういう時は、こうやって導いてあげるといいんだよ、とか・・・。
私たち全国の七田式の講師が
日々蓄積していく
膨大で価値のある子育ての知恵を
もっと世間のお母さまお父さまに知ってほしい、
そして、
伝えたい、
と願う2019年の終わりです。
↑この本は30分ほどで読めます。
この本を読んでいただくだけでもずいぶん変わります。