「ほめる」は「おだてる」とは違います

七田式・滋賀、代表ブログです。

ご覧いただきありがとうございます。

 

さて、

教室に来られた方からいろいろなご質問を頂きます。

その中で、こんなものがありました。

 

「ほめるというのは、結局は子どもをおだてて

図に乗らせることでしょう?

それは子どもにとって良くないのでは?」

 

つまり、

「ほめる」というのは

親が手っ取り早くしつけをするための

「方便」だとおっしゃるのです。

 

確かに、

ほめ方を誤ると「おだてる」と同じことになりかねません。

 

「1位をとってすごいね」

「優勝してすごいね」

「あなたは賢いね」

「あなたはすごいね」

「100点ですごいね」・・・・などなど

 

結果だけをほめたり、

抽象的なほめ方だったり、

そこまでの経過、プロセスをほめないと

そういうことになるかもしれません。

 

七田眞先生は、

ほめるときは具体的にほめなさい、

とおっしゃっていました。

 

たとえば

 

今日、あなたは、困っていたお友だちに優しく声をかけられたね」

「最後まで一人であきらめずにやり通せたね」

「ママに言われなくても、○○ができたね。えらかったね」

「切り替えができてえらかったね」

 

 

など。

 

自分の言動のどこが褒められるに値するのか、

を子ども自身が知ることで

次もまた、同じことが起きれば、

そのように振る舞えます。

 

でも、

「賢いね」「すごいね」「えらいね」

などでは、

どこが一体どのようにほめられているのかさっぱり分かりません。

 

私たちの教室で

レッスンの最中、

あるいは、

レッスン前後の雑談の時、

講師がお子さまにかけるほめ言葉をお聞きになって

はじめのうち、

ちょっと違和感を感じませんでしたか? 

 

「自分で選んでくれてありがとう」

「今日はお母さまのおひざに座ってくれてありがとう」

「この前はできなかったのに、今日はできるようになったね。」

「自分の気持ちをちゃんと言えたね。」

「お友達に「やめて!」って言えたね。」

「「貸して」って言えてえらかったね」

「教材を上手に返せたね」

「お靴を丁寧に片づけられたね」

「独り占めしたい気持ちを我慢してお友達に譲れたね」

「順番を待っててくれてありがとう」

「勇気を出して「ごめん」って言えたね」

 

教室で耳にしたことありませんか?

 

講師は、具体的にピンポイントでほめています。

また、お友だちと比べてどうのこうの、ではなくて

以前の姿と比べてどうだ、という風に

ほめています。

 

教室歴が長いお母さんにも

この方法が染みついていて

実に上手にほめていらっしゃいます。

 

こんな風に

長いフレーズで具体的にほめることができるうようになってきたら

『七田式のお母さん』かもしれません。

 

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