ごまかし育児は、成長の節目が来ない。
滋賀県の七田式教室代表です。
ご覧いただきありがとうございます。
「ごまかし育児」って何でしょう?
1歳8か月を過ぎた子どもは
自分の意志をもち、親に主張をし始めます。
「あれがいい」
「これがいい」
「あれは嫌だ」
「これは嫌い」
「こっちじゃなくて、あれがいい」
「今、したくない」
・・・・
こんな風に自分の思いを主張し始めます。
「そうなんだね」「こっちがいいんだね」
などと
対応できる範囲なら、いいのですが・・・・
「こっちがいい」→「じゃあ、こっちにしましょうね」
「いや、やっぱりあっちがいい」→「じゃあ、あっちにしましょうね」
「いや、どっちもいやだ」→「あっちがいいって言ったじゃない」
「いやだ、こっちもあっちも嫌だ」→「もう!いい加減にしなさい(怒)」
という結果になることがあります。
理不尽なことを言ってばかりで
こちらも対応に困る、
というシチュエーションです。
たいていは、
ご機嫌が悪い、眠い、お腹がすいている、暑い、寒い、
なんだかイライラしている、
というものですが、
子ども自身も原因が分からず、
グズグズ言ってお母さんを困らせているのです。
そんな時は、
「もう!いい加減にしなさい!!!」
ときつく言ってくださると、大声で泣きだしますから
大声で泣かせてください。
レッスンで、講師が「泣いてきてね」というのはそういうことです。
心の中に何か巣くっているものがありそうだから、
泣くきっかけを与えて、思い切り泣かせてあげてくださいね。
と言っているのです。
心の中に何かが巣くっている時、
子どもは「泣くきっかけ」が欲しくて
ごねるのです。
なのに、そのことに親が気づかないで
「帰ったら○○を見ようね」
「帰ったら○○食べようね」
「帰りにおやつを買ってあげるからね」
「帰りにおもちゃを買いに行こうね」
「頑張ったらスマホを見せてあげるからね」
「レッスンにちゃんと戻れたら●●買ってあげるから、さ、戻ろうね」
・・・
など、別のもので釣ってごまかしてしまうから
いつまでたっても
心に巣くっている何かを
解決させることができないのです。
2歳前から3歳のお誕生日の間に
このゴネゴネを十分させてあげると
3歳になった途端
精神年齢が一段向上します。
ところが、
このゴネゴネをさせてもらえないで
ごまかされ続けてきた子どもには
3歳になっても、4歳になっても
「あ、精神年齢が上がったな」
という節目が来ません。
ずるずると入園→卒園→入学・・・・
就学後にどのようなことになるか、講師には予想がつきます。
2歳代は一生を左右する本当に大切な時期です。
ごまかさないで、本気で子育てに向き合ってほしいと思います。
お子さまの将来のために。