教室の壁面に、子どもたちの成果や作品などを掲示しない理由

滋賀県の七田式教室、

七田式栗東教室です。

 

今日は本当に暖かい一日でしたね。

こうやって三寒四温を繰り返し、春がやってくるのですね。

 

さて、

 

今日は教室にお客様がお見えでした。

 

初めてお見えになるお客様は、

みな一様に、

「壁の飾りが少なくあっさりしていますね」

と驚かれます。

 

掲示物も最小限ですし、

子どもたちの様子が分かるものは何一つありませんので

驚かれるのも当然です。

 

かろうじて、

たまに小学生が作った、『幼児さんへのプレゼントの折り紙作品』が

置かれているくらいです。

 

なぜ?だと思いますか?

 

それは・・・

 

 

暗唱がここまで出来た!

プリントがここまで進んだ!

 

これはほんの目先の成果に過ぎず、

本当の「七田の成果」とは、

子どもたちが25歳、30歳になってから分かることだ、

という強い信念があるからです。

 

確かに、

わが子の頑張った証を飾ってもらえるのは

親として誇らしいことですし、

子どもにとってもモチベーションになるのだろうと思います。

 

でも、

一方で、

飾ってもらえるまでになかなか到達しないお子さまのお母さまにとっては

どうでしょうか?

それは、少し辛いことかもしれません。

 

母というものは、

頭ではわかっていても

心の中では、瞬間的にわが子と比べてしまうものです。

七田式教育を学んでいるお母さんでさえも、

ふと、とっさに比べてしまうものなのです。

 

そして、心がザワザワとしてブルーになり、

その気分は、

子どもに無意識に向けられてしまいます。

 

心の教育の場であるはずの教室が、

そんな「ブルーの種」を撒くわけにはいきませんでしょう?

 

だから、

壁面には何も飾っていないのです。

 

栗東教室では、

『同じクラスのお母さん同士に

心理的な勝ち負けがない、ということは、

安心して通室していただくために

とても重要なポイントだ』

と認識しています。

 

2015-08-29 15.03.47

「小さいお友だちへ。自由に持って帰ってね」