深呼吸もしない、イメトレもしない、私語ばかりでレッスンに集中できないこどもたち
滋賀県栗東市（りっとうし）の七田式栗東教室です。
七田眞先生の「魂の教育」をコツコツ丁寧に実践しています。
さて、今日は朝から曇り空です。
お天気が下り坂のようですね。
週末には回復してくれるかな？
今回は、
先週の小学生クラスでの出来事をお話します。
小学生クラスは全部で6クラスあります。
そのうちの、
とある幾つかのクラスでの出来事です。
どのクラスもいつも
レッスンのはじめは、
眞先生の「魂の言葉」を暗唱し、
心の話や人間学にまつわる話をします。
その後、
深呼吸からイメージトレーニングへと導き
深いイメージの世界に移ります。
ここで右脳が開き、
学ぶのに適した脳の状態になります。
ですが、
この時
数名のお子さまは、全くレッスンに集中できず、
講師の話も聞かずレッスン準備もせず
よそ見をしたりウロウロしたり
私語に夢中でした。
当然、
深呼吸どころか、目を閉じることさえできません。
他のお友だちに明らかに迷惑をかけていますが
迷惑をかけている、ということが分かりません。
さて、困りましたね。
お母さんなら、こんな時どうされますか？
おそらく、
「こら！ちゃんとしなさい！」と一喝！ではないでしょうか？
でも、よく考えてみて下さい。
「こら！ちゃんとしなさい！」と怒られたから⇒ちゃんとする。
というのでは
次への教訓が全くありませんね。
「こら！」と怒ってくれる人がいないとできない、
というのは
「こら！」と怒ってくれる人が一生必要だ、とういうことです。
「こら！」と怒ってくれる人がいなくても
自分で善悪を判断して
自律することができるのが
大人の証。
子どもたちは日常生活を通して
この練習をしていかなければいけません。
私はどうしたのかというと・・・
「今日はどうしたの？落ち着かない？
そうだよね。毎日運動会の練習で疲れてるんだよね。」（共感）
・・・・・・ 「うん。毎日しんどい。ダンスの練習があるから」
「そうなんだ。ダンスをするんだよね。何の曲なの？」（興味を持つ）
・・・・・・「ポケモンの云々、云々」「ぼくとこは云々、云々」
「ふ～ん。面白そうだね」（共感）
・・・・・・「面白くない。ちゃんとできなかったら先生に怒られるし
めっちゃ怖い。」
「そうなんだ。 いろいろ大変だ。頑張ってるんやね」（認める）
・・・・・・「うん。大変だけど、おばあちゃんが見に来てくれるから楽しみ」
「そう、それは楽しみだね。
ところでさ、
さっきからレッスンを始めているんだけど、
●●さんと、●●さんはずっとお話をしてたよね。
他のお友だちは七田のレッスンを楽しみにしてくれていて
今日も、
イメトレやESP遊びをやりた～い！って真剣なんだけど。
●●さんと、●●さんはどうなの？
今日はイメトレ、っていう気分じゃないの？」
（自分の心模様に目を向けさせる）
・・・・・「無言」
「今日はそんな気分じゃない、っていうのなら
悪いけど、イメトレが終わるまでロビーで待っていてくれるかな？
終ったら呼びに行くから」（提案１）
・・・・・・「無言」
「私もイメトレやりたい、っていうなら
今からもう一度やりなおすから真剣にやろうよ」（提案２）
・・・・・・・「無言」
「どっちでもいいよ、やってもやらなくても。
でも、どっちにするか、自分で決めてね。
やらない、って決めても先生は責めないし、残念にも思わない。」
・・・・・・「黙考」
「人間ってさ、心模様によって、
やる気が出たり出なかったりするものでしょ？
『今日は気分じゃないな』っていうことは大人でもよくあるよ。
気になることがあって心がザワザワしていたら
七田のレッスンに集中することなんて出来ないと思うよ。
だから、
●●さん、●●さんの今日の態度は先生には理解できます。
でもね、
真剣にやっている人の迷惑、というのがいけないの。
さ、もう始めるから、自分で決めて。」
この時は
「やる」といって一緒に瞑想ができた子もいるし
「今日は無理」といって出ていった子どももいます。
今回に限らず、
レッスンでこんなことは日常茶飯事に起きます。
「ちゃんとできないとき」
にどういう心の動きがあって
それに自分はどのように向き合うのか
ということを学べるようなレッスンを心がけています。
七田式教育は、「心の教育」「魂の教育」ですから。
