言った人も、言われた人も、それを聞いていた人も、みんなが嫌な気分になるでしょう?

滋賀県の七田式栗東教室です。

ご覧いただきありがとうございます。

 

七田のレッスンには、

 

ESPの取り組みとして

「あてっこ」

というものが必ずあります。

 

先週は、

紙の裏から

「隠された色を当てる」

という取り組みをしました。

 

 

あるクラスでこんなことが起こりました。

 

生徒は3人。

答えが2対1で分かれてしまい、

2boysの答えが正解でした。

 

すると、

2boysのうちの一人の子が得意気に

こう言いました。

 

「やったー、やったー、ボク正解だったー!!

Kちゃんは間違った~やった~やった~!!

 

そしてもう一人の子も

「ほんま。ほんま。僕らだけ、合ってた♪」

 

 

軽いノリで言いました。

 

私は、内心、

『Kちゃんはどんな反応をするだろう?』

と思いながら

2boysをたしなめました。

 

すると、

 

Kちゃんが、しくしく。(そりゃそうでしょう)

 

驚いたのは2boys!!

 

しくしくするKちゃんを見て

今度は

2boysが泣きだしました。

 

自分の軽はずみな言動が

大好きなお友達を悲しませてしまったことに気づき、

 

「どうしよう」

 

と思ったのでしょう。

 

お母さんたちは

この出来事に過剰に反応することなく、

おだやかに

温かく見守って下さっていました。

 

私は、

 

「Kちゃん、〇〇って言われて嫌だったね。

HくんもOくんも嫌な気持ちになったね。

それを見ていた先生も嫌な気持ちになったし

お母さんも、嫌な気持ちになったはずです。

みんなが嫌な気持ちになるようなことは

これからは言わないでおこうね。」

 

と諭しました。

 

3人とも納得してくれた様子でしたので

しばらく沈黙したあと

レッスンを再開しました。

 

2歳~5歳のクラスでは

このようなやりとりがたまに起こります。

 

「ぼくから先にしてよ」

「私のほうがスゴイ」

「〇〇ちゃんに勝った!!」

「〇〇ちゃんはいつも遅い」

「〇〇ちゃんは負け」

「ぼくが一番!」

「私の勝ち~」

などなど。

 

われ先に、われ先に。

自分さえよければよい。

人の間違いを笑う。

人を馬鹿にする。

 

 

こういう行動や発言は、

「人として、はしたない」という感覚

小さい頃から

繰り返し大人が教えていかないといけません。

 

栗東教室では、

「魂の教育」「心の子育て」

を第一にしていますので

レッスン中に

こういうトラブルが起きると

レッスンを中断をして

対処します。

 

その分の取り組みは

随分減ってしまいますが

そのままレッスンを続行することはありません。

 

 

いずれにしても、

私は、

この3人の子どもたちの感性が

しっかり育っていることを実感し、

とても嬉しく思いました。

 

そして、

 

3人のお母さんたちが

「泣かした」「泣かされた」の感情にならず、

その場を学びの場にして下さったことに

大変感動しました。

 

七田式教育はやはり、魂の教育なのです。