小さい子は「泣くためのきっかけ」が欲しいから駄々をこねる
滋賀県の七田式栗東(りっとう)教室です。
ご覧いただきありがとうございます。
今日は晴れたり曇ったりのお天気でしたね。
明日はまた秋晴れだそうです。
さて、
どの教室でもよく起こる「あるあるネタ」だと思うのですが、
お兄さん、お姉さんのレッスンの送迎についてきた下のお子さまが
「ぼくも、れっすんしたい~」
と言って駄々をこねる、ということはありませんか?
先日は、
小学生のKちゃんのレッスンの送迎についてきてくれた
もうすぐ2歳のIちゃんが
「わたしもレッスンする~」
と言って、玄関で駄々をこね、
お母さまは帰れるに帰れずにお困り・・・という事態が起こりました。
お母さまは、
「今日はあなたのレッスンの日じゃないのよ」
「今日はお姉ちゃんのレッスンに来たのよ」
と必死でなだめて言い聞かせようとされていましたが
Iちゃんの精神年齢の発達度合を知っている私は
「レッスンしたいわけじゃない」
とすぐに思いました。
Iちゃんに
「今日はKちゃんのレッスンだよ。あなたのレッスンはないよ。
知っているよね?
分かっていて、駄々をこねてるんだよね。
お母さんに言いたいことがあるんでしょ?
気づいてほしいことがあるんでしょ?
泣きたいんじゃないの?」
と聞いてみました。
Iちゃんはじっと話を聞いて考えこんでいます。
私はお母さまに帰る支度をしてもらうように促し、
Kちゃんを連れて教室を出てもらいました。
私「さ、Iちゃん、どうする?まだここで駄々をこねる?それともお母さまのところへ行く?」
と少々きつめに(わざとです)聞きました。
I 「お母さまのとこ行く。ウェ~ン、ウェ~ン(大泣き)」
私 「そっか、泣きたかったんだね。
お母さまに抱っこしてもらってヨシヨシしてもらおうね」
I 「(無言でうなづく)」
お母さまに抱っこしてもらってヨシヨシしてもらったIちゃんは、
その後、ニコニコで
帰って行きました。
何か泣きたい思いがあるのだけれど
自分で泣き始める「きっかけ」がつかめないとき、
子どもは
わざと親を困らせることをしたり、怒らせることをしたりするものです。
その時に
「あ、これは、アレだな」
と気づけるお母さんになって下さいね。
そうでないと、
子どもがいくら「泣きたいよサイン」を出しても
気づけないお母さんは
お菓子を与えたり、おもちゃを買ってみたり、なだめたり、すかしたり
ヨイショしたり・・・と頓珍漢なことをしてしまって
まったく「泣き」の堰を切ることが出来ません。
このことに気づけるお母さんになるためには
子どもをよく日頃から
「観察」しておかないといけませんよ。