教室に2年半通っているけど同じことの繰り返しでどんな力がついているのかわからない

玄関のボード

滋賀県の七田式栗東教室です。

ご覧いただきありがとうございます。

 

昨日、

レッスンを6時半ごろ終えてから

京都駅前の家電量販店へお買い物に行き、

蛍の光が鳴るまで店内をうろうろしていました。

 

その後

子どもたちと軽く食事をし、

帰りに24Hスーパーで猫のご飯を買ったりして

家に着いたら

0時を過ぎてました。

 

『あ~あ、今年の1月1日から毎日続けていたこのブログが途絶えちゃった。』

ということになりました。

 

ま、仕方ないです。

 

ところで、

 

今日は昨日のレッスンでの

とても感動した話を書きます。

ちょっと長文です。

 

毎年、年末あたりに

次年度『教室を続けるか、続けないか』という選択を

ざっくりと保護者の方に決定してもらいます。

 

その際に、

T君(7歳)のお母さまがこんな事をおっしゃいました。

 

「教室に2年半通っているけれど、

毎週毎週同じような繰り返しで

こんなことで力がついているのか、

疑問です。

続けていて

意味があるのでしょうか?」

 

と。

 

私はお尋ねしました。

 

私「七田教室にそもそも通い始めようと思ったきっかけは何でしたか?」

 

母「体験レッスンを受けて、子どもが行きたい!行きたい!と毎日毎日

1ヶ月言い続け、そんなに行きたいのなら、ということで通い始めました」

 

私「 お子さんの意思で入室されたのですね。

で、お子さんは辞めたいとおっしゃってますか?」

 

母「いいえ。絶対辞めたくない。七田だけは何があっても辞めない、と

言っています。」

 

私「じゃ、続けないという選択は誰の意思ですか?」

 

母「私です。」

 

私「 辞めさせたいのはお母さんなのですね。

では、七田を辞めさせて、どうさせたいのですか?」

 

母「もっと国語や計算などのお勉強を教えてくれて、

学校のお勉強に生かせる塾へ変わりたいです」

 

私「そのことは、お子さん自身は納得済みですか?

お子さんは、もっとお勉強を学校みたいに教えてくれる塾へ変わりたいと

おっしゃていますか?」

 

母「いいえ。行きたくないと言ってます。」

 

私「子どもさんは、行きたくない、とおっしゃっているのですね。

辞めたくないというものを辞めさせて、

行きたくないと断言している所へ無理矢理行かせようとしているのですね。

それで果たして子どもの能力は伸びるでしょうか?」

 

母「それは‥‥‥」

 

私「確かにここは、学科をお勉強する所ではありません。

ここは、お勉強に関して言えば、

勉強をする土台や素地を作る所だと考えて下さい。

将来、たわわに実を付ける大木を目指すために

今、土壌を育て根っこを伸ばし将来への準備をしているのです。

今の時点でもうすでにたくさんの実が成っている木を見ると

そちらのほうに目が向いて、焦りも感じますが

どうぞ長い目で見て下さい。

子どもさんの人生はまだまだこれからなのですから。

今は、見えない場所でグングン密かに成長しているのですよ。」

 

母「(長い沈黙のあと)

私、周りのお母さんたちの話を聞いて焦っていたようです。

七田のこと、よくわかっていたつもりなのに・・・。

そうなんです。

わたし、Tを、別にお勉強がよく出来る子にしたい訳じゃなかったんです。

この子の潜在能力を高め、この子の個性をもっと伸ばしてやりたい。

将来、子ども自身が目標となる職を見つけた時に、

自分の能力が足りないから挑戦できない、

という風になるのが嫌だなと思ったんです。

この子が自分から「やりたい」と言い続けた『七田』なんですよ。

そうですね。

好きなものを辞めさせて、嫌がっていることを始めようとしていたなんて。

私、どうかしてました。

先生、ごめんなさい。続けて意味があるのか、なんて聞いちゃって。

子どもがずっと『七田が好き』『休みたくない』って言っていること自体

意味があることなんですよね」

 

私「そうですね。T君はこの2年半、グンと成長されました。

初めて体験にこられた時の姿と今の姿、比べてみて下さい。

よろしかったら来年度もぜひT君の学びをお手伝いさせて下さいね」

 

母「お願いします」

 

ということになりました。

 

そのT君が、

(長い前ふりでした)

 

昨日の今年度最終のレッスン時の

『ひとことごあいさつ』の時に

こんなことを言ってくれました。

 

「僕はこの教室にくるのが楽しみで楽しみで楽しみでした。

ここへくる道中、今日はどんな事するんだろう?って考えると

ウキウキしてたまりませんでした。

レッスン中も、楽しくて楽しくて、いつもあっという間に終わってしまい

ああ、また1週間待つのか、って思いました。

僕はこのクラスのメンバーが大好きでした。

僕は七田が大好きです。」

 

って。

 

T君、

また4月からも楽しくレッスンしましょうね。

 

 

長文おつきあいありがとうございました。

おしまい。