「叱らない子育て」は放任とは違う
滋賀県の七田式(SHICHIDA)栗東教室
栗東(りっとう)教室です。
ご覧いただきありがとうございます。
毎日同じことを言っています。
「蒸し暑いですね」って。
秋の虫は鳴いているのにね。
さて、今日はこんなお話を。
『ラベンダー通信(栗東教室ニューズレター)』より
「叱らない子育て」
最近『叱らない子育て』という言葉をよく耳にします。
よく勘違いしてしまいがちなのが、
『叱らない子育て』=『放任』という図式です。
『叱らない』のだから、
どんな場合でも叱らない方がいらっしゃいます。
周りから見れば『放任』と思われてもおかしくないでしょう。
お友達を叩いた、道路に飛び出した、というようなことに対しても
『叱らない』というのは明らかにおかしいですね。
お母さんがいない時でも「善悪の判断ができる」ようにしてあげるのが
『しつけ』なのに、
これをしないというのは『善悪の判断が自分でできないまま成人させてしまう』ようなものです。
『叱らない』というのは、
頭ごなしに怒鳴ったり、威嚇したりしない、という意味にとらえて下さい。
もし、お子さんが間違ったことをしてしまったら
「諭す」というのが正しい対処の仕方です。
子どもは幼稚な存在ではありません。
子どもは、善悪の判断基準を持ちたい!と思っています。
そして、この判断基準を一旦持ってしまえば、
『叱られるようなことをしない子』になるので、
親が諭す場面も減っていきます。
ただ、この『叱らない』子育てを実行するには、
大変重要なファクターがあります。
それは、
母子の信頼関係がしっかりと培われている、ということです。
私たち大人も、
自分が心から信頼している人から諭されたら素直に聞いて従えることも、
全く信頼関係のない人に対しては素直に従えないどころか、
反発してしまいませんか?
要は、お母さんとお子さんが心からつながっていて、
「お母さんは僕のことを本当に愛してくれている。お母さんは僕を信頼して認めてくれている。」
と
お子様に思われていることこそが、
『叱らない』子育ての原点なのです。
七田では『母子一体感』と呼んでいます。