May I help you?

滋賀県の七田式公認教室

七田式栗東教室です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

小学生の息子が信号待ちをしていた時のおはなしです。

 

京都の烏丸四条の大きな交差点で信号待ちをしていると、

背後に上品なおばあさまが二人。

二人で

「モショモショ、ふにゃふにゃ・・・」

と一枚のメモらしき紙を見ながら困った様子だったそうです。

 

「どうかなさいましたか?」と尋ねると、

 

「文字が小さすぎて読めないので、このメモの住所を読んでほしい」

とおっしゃったそうです。

 

「烏丸通四条・・・・・」

と読み上げると

 

「これはこれはたすかりました。この道であってたわ。ありがとう、坊ちゃん。」

と感謝されたそうです。

 

「どちらに行かれるのですか?」

と尋ねると

「昔の友達と、このお店で待ち合わせしているのですよ」

とおっしゃったそうです。

 

信号がちょうど青に変わって

「そうですか。お気をつけて。」

と挨拶をすると、

 

「坊っちゃんも、お気をつけて」

と言って下さり、そのまま別れたそうです。

 

 

何日も経って、

何かの話のついでにこのエピソードを聞いたのですが、

「なんと、まあ!!」

と 嬉しくなった母でした。

 

外国では

地図を見てきょろきょろしていると

すぐに

「May I help you?」

と声を掛けてもらえますが、

日本では声をかけて下さる方は

かなり少数派のような気がします。

 

これからの時代を生きていく子どもたちには

こんなセンスが必要だ、

と思わせてくれるエピソードでした。

 

消しゴムたちがお話中