「叱らない」子育て、と、「叱るような場面がない」子育て、という違い

滋賀県の七田式公認教室

七田式栗東教室です。

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

「叱らない子育て」

が流行っているのでしょうか?

 

七田式でも

「認めて褒めて愛して育てる」

って謳っているからなのでしょうか?

 

 

体験に来られた方に

「七田式は叱っちゃダメなんでしょう?」

って言われることがあります。

 

「わが家では叱らないで褒める育児をしています」

とか。

 

いやいやちょっとまって下さいね。

 

「褒める」と「叱らない」は一緒じゃありませんよ。

 

善悪の基準を教えるための「叱り」は必要です。

 

 

もう2歳にもなっているのに

公共の場で迷惑をかけない態度がとれない、とか

お友達を叩いたとか、

物を投げたとか

髪を引っ張ったとか、

道路に飛び出した、とか

ハサミを振り回した、とか

 

叱らないとだめですね?

 

何も言わないで傍観してたらダメですよ。

「何も言わない=OK」

っていう意思表示に見えるますから。

 

しかし、

何度も言いますが、

 

肝心の時に、

お母さんの「叱ることば」が

右から左に突き抜けてしまう子が多くて

結局

「叱る」

になっていないことが、圧倒的に多いのですよ。

 

なぜだと思われますか?

 

それは、

 

お母さんやお父さんが

「真剣に心から叱っていないから」

です。

 

普段から、

どうでもよいことに「小言」をガミガミグチグチ

言っているでしょう?

すると、

『これはラインをこえたぞ!』の肝心な時に

お母さんの言葉が子どもに入っていかないのです。

 

 

つまり、

メリハリがないのです。

 

普段は穏やかなお母さんが、

鬼の形相で

「ダメよ!」

と声を荒げて真剣に諭すから、

「しまった。なんてことをしちゃったんだ。もうやらない。」

って

子どもの心に突き刺さるのですよ。

 

そうなると、

二度と同じ過ちをしないです。

 

子どもの中に善悪の基準が「自分軸」で形成されていくから、

段々と「叱る」場面が減っていくのです。

 

わかりますか?

 

親がいてもいなくても、

 

「これはしてもいい」

「これはしてはいけない」

「今はこれはやめとこう」

 

が、一人で判断でき、そのように振る舞えるということです。

だから、

「叱る場面が減っていく」のです。

 

「叱らない」子育て、というのとはまた違います。

 

このしつけは、1歳7~8か月からスタートです。

2歳6か月~3歳のお誕生日には完了してほしいです。

 

2歳代は「イヤイヤ期~」なんてノンキに言ってる場合じゃないのです。

しつけのクライマックス期です。

 

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